2010年05月04日

中国有給休暇2

 昨日に引き続き中国の有給休暇についてお話します。

・有給休暇は年度を跨いで利用できるの?
  通常、年度を跨いで有給休暇を利用することはできません。但し、生産や仕事の都合上、やむを得ず年度を跨いで有給休暇の手配が必要な場合、1回に限り年度を跨いで利用することが認められています。
 但し、生産や仕事の都合に依らず、労働者自らの意思で有給休暇を使い切らず、有給休暇が残った場合、原則年度を跨いで有給休暇を持ちこすことはできません。その場合、残った有給休暇の日数分を給料に計算して手当てとして還元します。
 尚、ここで言う年度とは、各会社で定めている年度ではなく、1月1日から12月31日までの期間を指して年度と称します。


・有給休暇が残った場合どうするの?
 労働者自らの意思で有給休暇を使い切らず、有給休暇が残った場合、残った有給休暇の日数分を給料に計算して還元します。
 また、使用者が仕事の都合上、やむを得ず有給休暇を手配できない場合、労働者本人の同意を経たうえで、有給休暇を手配せずに済みます。但し、その場合、労働者へ手配できなかった有給休暇の日数分に対して通常の給与3倍額の手当てを支給しなくてはなりません。

 有給休暇の手当て換算式
 12ヶ月間の平均の給与(歩合等の給与を含める。残業費はこれに含まず)÷21.75×残り有給休暇 
 (使用者が仕事の都合上、やむを得ず有給休暇を手配できない場合、上記の手当ての3倍)
※労働者の勤務が12ヶ月未満の場合は、実務労働月数の平均


このように中国では、有給休暇について細かい規定が定められていますので、注意が必要です。
今後も、中国の労働法についてお話してきます。どうぞよろしくお願いします。



中国ビジネスコンサルタントは金之橋ヒューマンブリッヂ
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posted by 金之橋ヒューマンブリッヂ at 21:10| 大連 ☀| Comment(0) | 中国労働法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

中国有給休暇について

 本日から、中国国内の有給休暇についてお話したいと思います。

 いきなり話がそれますが、日本と中国とでは、習慣や文化がわりかし近いことから、日本国内で当たり前と思われる考え方が、そのまま中国でも通用してしまうと錯覚しがちです。両国の違いをしっかり理解し、誤解から思わぬ問題を起こさないことは大切なことです。
 ここでは、両国の違いや、注意しないといけない点などを交えて、お話を進めていきます。皆さんの中国ビジネスに少しでもお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。


・中国国内の有給休暇の日数は?
・労働者の勤務累計年数が1年以上10年未満の場合、有給休暇は5日
・労働者の勤務累計年数が10年以上20年未満の場合、有給休暇は10日
・労働者の勤務累計年数が20年以上の場合、有給休暇は15日

尚、労働者の勤務年数は、現使用者と労働者との労働契約だけに基づくのではなく、労働者のこれまでの労働年数の累計となります。雇用する労働者が新卒でない場合、労働者の勤務年数を、書面上明確にしておく必要があります。
労働者の勤務年数を判断する方法として、必ずしも確実な方法ではありませんが、社会保険から本人の勤務年数が検出できます。(社会保険は、勤務先が変わっても、継続して加入する必要がある為)

 日本国内の労働基準法では、6ヶ月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対して10日間の有給休暇を与えなければならないことになっています。
また、労働者が勤務6ヶ月を過ぎてさらに1年継続勤務するごとに10日間の有給休暇のほかに、休みが加算されていきます。(1年経過:1日、2年経過:2日、3年経過:4日、4年経過:6日、5年経過:8日、6年以上:10日)
更に、労働契約には、労働者のこれまで労働勤務年数に制限されません。



・有給休暇はいつでも利用できるの?
  使用者の生産状況、仕事の具体的な状況、更に労働者本人の希望に寄って有給休暇を手配することとなっています。法令には、それ以上の規定はありませんので、不必要な問題を防ぐためにも、各企業内で就業規則を用意し、細かな規定を定めておくのが良いでしょう。


 明日も中国の有給休暇についてお話を続けていきます。お楽しみにください。



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posted by 金之橋ヒューマンブリッヂ at 16:47| 大連 | Comment(0) | 中国労働法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

2010年度 中国法的休日

 本日は、2010年度の中国法定休日をご紹介します。
 先日お話しました通り、中国では、伝統的な節目の前後を調整して長期休暇が政府より発表されます。当然、公式祝日期間中は、銀行をはじめ多くの公共機関が閉業・或いは通常とは違う変則営業になりますので注意が必要です。

 ビジネスや観光で中国を訪れる場合、中国の下記のお休み期間中に重なった場合、伝統的な中国文化を楽しめる一方、観光地やホテル、レストランなどどこも混雑することが予想されます。よほど、日程の調整がつかない場合を限り、極力祭日は避けた方がよいかと思います。以下の祝日日程を参考ください。


新年元旦 1月1日・2日・3日  合計3日間 (2日(土)・3日(日)は公休) 

春節    2月13日〜19日   合計7日間 (法定休日は2月13日・14日・15日)
※2月20日(土)・.21日(日)は調整出勤

清明節  4月3日〜5日     合計3日間 (4日(土)・5日(日)は公休)
※清明節は日本でいうお盆のこと

労働節  5月1日〜3日     合計3日間 (1日(土)・2日(日)は公休)

端午節  6月14日〜16日   合計3日間 
※6月12日(土)・.13日(日)は調整出勤

中秋節  9月22日〜24日   合計3日間 
※9月19日(日)・.25日(土)は調整出勤

国慶節  10月1日〜7日   合計7日間
※9月26日(日)・10月9日(土)は調整出勤
                   

2009年12月7日
国务院办公厅关于2010年部分节假日安排的通知
国办发明电〔2009〕27号



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posted by 金之橋ヒューマンブリッヂ at 12:33| 大連 🌁| Comment(0) | 中国労働法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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