2010年05月03日

中国有給休暇について

 本日から、中国国内の有給休暇についてお話したいと思います。

 いきなり話がそれますが、日本と中国とでは、習慣や文化がわりかし近いことから、日本国内で当たり前と思われる考え方が、そのまま中国でも通用してしまうと錯覚しがちです。両国の違いをしっかり理解し、誤解から思わぬ問題を起こさないことは大切なことです。
 ここでは、両国の違いや、注意しないといけない点などを交えて、お話を進めていきます。皆さんの中国ビジネスに少しでもお役に立てれば幸いです。どうぞよろしくお願いします。


・中国国内の有給休暇の日数は?
・労働者の勤務累計年数が1年以上10年未満の場合、有給休暇は5日
・労働者の勤務累計年数が10年以上20年未満の場合、有給休暇は10日
・労働者の勤務累計年数が20年以上の場合、有給休暇は15日

尚、労働者の勤務年数は、現使用者と労働者との労働契約だけに基づくのではなく、労働者のこれまでの労働年数の累計となります。雇用する労働者が新卒でない場合、労働者の勤務年数を、書面上明確にしておく必要があります。
労働者の勤務年数を判断する方法として、必ずしも確実な方法ではありませんが、社会保険から本人の勤務年数が検出できます。(社会保険は、勤務先が変わっても、継続して加入する必要がある為)

 日本国内の労働基準法では、6ヶ月間継続勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者に対して10日間の有給休暇を与えなければならないことになっています。
また、労働者が勤務6ヶ月を過ぎてさらに1年継続勤務するごとに10日間の有給休暇のほかに、休みが加算されていきます。(1年経過:1日、2年経過:2日、3年経過:4日、4年経過:6日、5年経過:8日、6年以上:10日)
更に、労働契約には、労働者のこれまで労働勤務年数に制限されません。



・有給休暇はいつでも利用できるの?
  使用者の生産状況、仕事の具体的な状況、更に労働者本人の希望に寄って有給休暇を手配することとなっています。法令には、それ以上の規定はありませんので、不必要な問題を防ぐためにも、各企業内で就業規則を用意し、細かな規定を定めておくのが良いでしょう。


 明日も中国の有給休暇についてお話を続けていきます。お楽しみにください。



中国ビジネスコンサルタントは金之橋ヒューマンブリッヂ
http://www.kinnohashi.com





posted by 金之橋ヒューマンブリッヂ at 16:47| 大連 | Comment(0) | 中国労働法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。