中国ビジネス コンサルタント

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        世界の工場から、世界の市場へと大きく飛翔を続ける中国の魅力は尽きません。
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        の実際の業務をご紹介して参ります。

2011年06月30日

外国人の社会保険加入制度について

中国人民共和国社会保険法(以下、社会保険法)が2011年7月1日より施行されるのに伴い、中国国内で働く外国人の社会保険加入の義務化が問題になっています。
そもそも外国人の社会保険加入に関しては、これまで中国人と区別なく加入することが前提となっていましたが、実際には明確にされないままになっていました。
何故、今になってこの問題があげられるようになったかと言うと、昨年10月28日に公布され、今回7月1より施行される保険法 第97条に、「中国国内に就業する外国人は、同法を参照して社会保険に加入する」と定められたからです。

また、2011年6月10日には、保険法97条で定められた内容を更に細く規定する為、「在中国境内就业的外国人参加社会保险暂行办法(征求意见稿)」が公開されました。現時点は、「征求意见稿」つまり、意見を各界より求める為の原稿との名目で、正式には公布・施行されていませんが、近日中に、同法を基に外国人の社会保険加入のルールが正式に法定化されるものと思われます。
下記、Q&Aで外国人の社会保険加入についてご回答いたします。

Q&A@
  現地採用の日本人スタッフの場合、中国の社会保険に加入する必要があるのでしょうか?
 
 
中国国内で就業する外国人(就業手続きして就業証の取得して就業)は、社会保険に加入しなくてはなりません。

Q&AA
  日本国内で既に、社会保険・厚生年金をかけていますが、日本から長期派遣されているスタッフであっても、中国国内の社会保険に加入しなくてはなりませんか?
 
現時点では、日本と中国とでは、社会保険協定を交わしていない為、中国国内で就業する場合、
仮に日本国内で社会保険・厚生年金に加入していても現地の社会保険に加入しなくてはなりません。

参考)
社会保険加入の適用範囲
中国国内で就業するケース
1・中国国内の企業(内資・外資・合弁等を含む)に直接雇用された外国人
2・中国国外で雇用された後、中国に派遣されて就業する外国人
上記どちらのケースであっても、中国国内で就業する外国人(就業手続きして就業証の取得して就業)は、社会保険に加入しなくてはなりません。
[外国人入境就业] 在中国境内就业的外国人,是指依法办理《外国人就业证》、《外国专家证》、《外国常驻记者证》等就业证件,在中华人民共和国境内合法就业的非中国国籍的人员。(在中国境内就业的外国人参加社会保险暂行办法 第二条)
[适用范围] 在中国境内依法注册或者登记的企业、事业单位、社会团体、民办非企业单位、基金会、律师事务所、会计师事务所等组织(以下称用人单位)依法招用的外国人,应当依法参加职工基本养老保险、职工基本医疗保险、工伤保险、失业保险和生育保险,由用人单位和本人按照规定缴纳社会保险费。
与境外雇主订立雇用合同后,被派遣到在中国境内注册或者登记的分支机构、代表机构(以下称境内工作单位)工作的外国人,应当依法参加职工基本养老保险、职工基本医疗保险、工伤保险、失业保险和生育保险,由境内工作单位和本人按照规定缴纳社会保险费。(在中国境内就业的外国人参加社会保险暂行办法 第三条)

Q&AB
 外国人が加入しなくてはならない保険にはどのような種類があるのですか?

  基本的には、中国人の方と同じ以下の5種類の保険に加入する必要があります。
養老保険・医療保険・工傷保険・失業保険・生育保険

Q&AC
 退職前に日本へ帰任する場合、年金は掛け捨てになるのですか?
 
 中国の規定による退職前に日本へ帰任し、退職金を受領できない場合、個人の年金口座を保留し、再度中国に入国した際、引き続き年金をかけることができます。或いは、以後、中国に戻ってくる予定がない場合、本人が書面により申請することにより、掛け金を一括で払い戻せることとなっており、掛け捨てにはなりません。

Q&AD
 社会保障協定とはなんですか?
  
保険料の二重負担や掛け捨てとならない為に、加入するべき制度を二国間で調整する制度です。現在日本はアメリカ・ドイツ・韓国など12カ国としか協定を結んでおらず、中国とはまだ結んでいません。数多くの企業が中国に進出している日本にとって、早急の協定締結が望まれますが、しかし、通常同協定は5年以内を予定の派遣のみ、相手国での保険を免除されるということを念頭に置かなければなりません。
 つもり、5年以上の長期にわたり中国に滞在する場合、社会保障協定での免除は適用されませんのでご注意下さい。
http://www.nenkin.go.jp/agreement/question/index.html

Q&AE
 社会保険の負担金額はどれくらいになりますか?



養老保険 10%(会社負担) 8%(個人負担)
医療保険 6.5%(会社負担) 2%(個人負担)
工傷保険 0.5%(会社負担) ―
失業保険 2%(会社負担) 1%(個人負担)
生育保険 0.5%(会社負担) ―
合計 19.5%(会社負担) 11%(個人負担)
(深圳地区加入例)

社会保険の納付比率は地方によって大きな違いがありますので、ここでは深圳地区を例にご紹介します。
深圳では、養老保険・医療保険に関しては、納付比率の上限を、同市の定める前年度平均給与金額の300%と定められています。よって、前年度平均給与金額3,894元×300%=11,682元の金額が養老保険・医療保険の納付比率の上限となります。

仮に15,000元の給与で社会保険に加入した場合、以下の通りとなります。
 養老保険  1,168元(会社負担)   934元(個人負担)  ※ 前年度平均給与金額の300%が上限
医療保険   759元(会社負担)  233元(個人負担)  ※ 前年度平均給与金額の300%が上限
 工傷保険    75元(会社負担)
 失業保険   300元(会社負担)  150元(個人負担)
 生育保険   75元(会社負担)


缴纳养老保险费以员工的月工资总额作为缴费工资。但员工月工资总额超过本市上年度在岗职工月平均工资300%的,超过部分不计征养老保险费;本市户籍员工的月工资总额低于本市上年度在岗职工月平均工资60%的,按本市上年度在岗职工月平均工资60%计征养老保险费;非本市户籍员工的缴费工资不得低于本市月最低工资。(深圳经济特区企业员工社会养老保险条例第八条 )




中国ビジネスコンサルタントは金之橋ヒューマンブリッヂ
http://www.kinnohashi.com



 
 



posted by 金之橋ヒューマンブリッヂ at 14:49| 大連 🌁| Comment(0) | 中国労働法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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