2010年10月31日

パスポート不携帯の罰金にご注意(日中比較編)

 昨日は、日本国内で、外国人がパスポート(身分書)を携帯していなかった場合についてお知らせしました。

 本日は、日本と中国とを比べて、この問題をもう少し考えてみたいと思います。


中国国内で外国人がパスポートを携帯していなかった場合 
 「パスポートの不携帯或いは、公安職員からの身分証提示を拒否した場合、警告或いは500元以下の罰金に処する。」(概要)ことが《中华人民共和国外国人入境出境管理法》によって定められています。

 こう言うと問題かもしれませんが、そもそも「外国人はパスポートを常時携帯しないといけない」この決まりを知っている人がどれだけいるのか疑問です。
 私個人の例を挙げると、公安官(警察)から、ごく稀に事情聴取されることがありますが、パスポートの提示を求められて、不携帯であっても(ほぼ100%不携帯)、それを咎められた事は一度もありません!また、深圳には、経済特区への出入りを取り締まる国境のようなものがありますが、パスポートなしでも、係官がそのまま通してもらったことも一度や二度ではありません。
 今回、広州で日本人がパスポートを不携帯で罰金を科されたとニュースを聞いた時、「パスポートの不携帯で罰金を科す」その行為自体が違法行為ではないかと考えた人は、私一人だけではなかったはずです。
 そもそも、中国国内全体で見ても、パスポートの不携帯で罰金を科すという事例はほとんど聞かず、今回、広州や東莞においてパスポートの不携帯で罰金を科したという報告の方が珍しいと見るべきでしょう。冷静に見ると、広州や東莞で、パスポートの不携帯で科された罰金は、50元程度(上限500元から見ると良心的!)であり、あくまでアジア競技大会の治安強化の為、やむをえず行っていると見た方が自然かもしれません。
 そう見てみると、法律にて、パスポート携帯を定めているのにも関わらず、中国の対応は至極寛容的と見るべきかもしれません。


日本国内で外国人がパスポート(身分書)を携帯していなかった場合
 「16歳以上の外国人は、登録証明書を常時携帯しなくてはならず、もし、携帯していない場合、二十万円以下の罰金(特別永住者の場合は十万円以下の罰金)に処する。」(概要)ことが「外国人登録法第13・18・19条にて定められています。

 日本の場合、残念ながら法律で定めているばかりではなく、外国人に対し、パスポート、或いは外国人登録書の常時携帯を厳しく義務化されています。
 さすがに、必要証明書を持参していなかった為、10万円や20万円もの大金を罰金に処されるケースはほとんどないものと推測されますが、通常、日本人(日本国籍者)であれば、なんの問題もなく済む事が、外国人にだけ厳しく義務化され、しかも身分書の不携帯という理由だけで、刑事罰として処理され、まるで犯罪者のように処罰されるのは、厳し過ぎではないでしょうか?
 ちなみに日本人であっても、車の運転の場合、運転免許証の携帯を義務化されていますが、もしそれを忘れた場合、3,000円の罰金が科され、行政処分で済みます。外国人の場合も、せめて、同等に処理するべきでしょう。
 ちなみに、日本人(日本国籍所有者)とまったく同じ生活を送っている特別永住者や永住者の方も、外国人と見なされ、常時、外国人登録証明書の携帯が必要だそうです。

 中国であっても、日本であっても、そこで生活する皆が、差別なく共に安心して過ごせるように願いたいものです。


中国ビジネスコンサルタントは金之橋ヒューマンブリッヂ
http://www.kinnohashi.com




posted by 金之橋ヒューマンブリッヂ at 23:44| 大連 🌁| Comment(0) | 中国生活情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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